ネバダ州の保安官集会で「NSAは子供好きエリートとウォール街の犯罪者たちの全ての通信内容を隠し持っている」——「NSAはスティーブ・バノン氏らトランプ政権関係者も監視していた」=ゴーカ元大統領副補佐官
国防総省の諜報機関である国家安全保障局(NSA)は、FOXニュースの保守系人気司会者タッカー・カールソン氏の番組をつぶすために彼と彼のスタッフたちの通信内容をスパイしていると、最近カールソン氏が自らの番組内で暴露した。これを受けて、かつてエドワード・スノーデン氏が内部告発し話題となったNSAによる違法な米国民に対する監視活動に、改めて注目が集まっている。
ネバダ州のエルコ郡、ランダー郡、ユーリカ郡の保安官たちは、6月20日(日曜)、エルコ郡が「憲法に立脚する保安官連盟(Constitutional Sheriffs and Peace Officers Association: CSPOA)」に加盟することを祝う集会を開いた。この連盟は、いかなる法律もその合憲性を判断する最終決定権は保安官にあると信奉する活動であり、このムーブメントに加わる保安官たちは増えている。
この日、エルコ・シティー・パークには警察関係者や住民ら数百人が集まり、「憲法に立脚する保安官連盟(CSPOA)」に加盟したことを表す「盾」が同連盟から郡政委員メンバーらに贈呈された。
この集会でスピーチを行った元海兵隊将校のロバート・デービッド・スティール氏は、集まった聴衆に次のように語り喝采を受けている:
国家安全保障局(NSA)は、すべての国家反逆者、小児性愛者のエリート、ウォール街の犯罪者、そして地方、州、連邦レベルの腐敗した政府官僚たちについて、彼らの電子メール、携帯電話、テキスト、ゲームチャット、銀行取引記録をすべて保有している。・・・
そして、弁護士の大群は、固定銃剣を持ったアーミー・レンジャー(米陸軍の隠密行動を取る特殊部隊)の大隊に立ち向かうことはできないということを、皆さんにお伝えする。我々は馳せ参じる!・・・
ナンシー・ペロシとアダム・シフが最も恐れているのは、刑務所ではなく、最も国家反逆罪にあたる彼らの10本の電話を我々が公開することだと、私は絶対的な確信を持って言える。彼らは自分たちの街(選挙区)で手足を引き裂かれるだろう。
また、「憲法に立脚する保安官連盟(CSPOA)」の設立者であるリチャード・マック保安官は、この日行った演説の中で、米国国税庁(IRS)は「アメリカ史上最も犯罪的な組織であり、アメリカのゲシュタポだ」と語っている。
エルコ郡でこの日行われた集会の動画:
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そしてトランプ政権で大統領副補佐官を務めたセバスチャン・ゴーカ氏は、NSAが彼やスティーブ・バノン氏などのトランプ政権関係者たちの通信内容を監視していたと、6月29日(火曜)に出演したNewsmaxの番組内で語った(以下はその番組動画)。ゴーカ氏は、英国生まれのハンガリー系米国人で、軍事・諜報アナリスト。
ゴーカ氏は次のように語っている:
BonaFidrをフォローNSAには、「テーラーメイド・アクセス・オペレーション(TAO)」と呼ばれる、最も攻撃的なサイバー部門があります。・・・TAOには、私やスティーブ・バノンなど、トランプ政権のメンバーを実際に監視する任務を負った小さなコントラクター部隊がありました。・・・
彼らが使った手法は完全な憲法違反です。彼らはいわゆる「トラフィック・シェイピング」と呼ばれる方法で回避しています。米国内で米国民をスパイすることは許されていませんが、インターネット・トラフィックは完全にグローバルなため、NSAは接続ノードを移動させることで、インターネット・トラフィックをシェイプ(異なる形に)するのです。
例えば、ワシントンDCからニューヨークに送信されたeメールを、マレーシア経由にさせることで、「Oh、これは外国の通信だ!」と言って傍受するのです。つまり「トラフィック・シェイピング」によって合衆国憲法によって定められた制限を無効化し、NSAは政治目的のために人々を監視しているのです。
この証拠についてですが、非常に高い評価を得ているジャーナリストが証拠を持っています。彼女は、私の主張を裏付ける証拠をいずれ一般公開するつもりだと私に約束してくれました。