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オールドメディアが伝えない海外のニュース

「第三次世界大戦が始まった」仏の知の巨人エマニュエル・トッド氏がフィガロ紙とのインタビューで語る

エマニュエル・トッド氏(2011年12月5日撮影 Photo courtesy of Audencia Business School)

ソ連崩壊をその14年前に正確に予言したフランスの歴史学者エマニュエル・トッドは、ウクライナ紛争の結果、第三次世界大戦はすでに始まっていると、仏紙『 ル・フィガロ』とのインタビューで語った。このインタビュー記事は1月12日に掲載された。

フランスを代表する知識人であるエマニュエル・トッドは、『 ル・フィガロ』とのインタビューで次のように語っている:

当初は限定的な領土戦争であった衝突が、一方では西側全体、他方ではチャイナをバックにしたロシア、というグローバルな経済対立に発展したことは明らかです。これは世界戦争になりました。

 

さらにトッドは、「ロシア経済の抵抗が、アメリカの帝国体制を奈落の底に突き落としつつある」と述べ、バイデンは「もろい」アメリカを救うために「急がなければならない」とも語った。

トッドによれば、西側の経済制裁に対して、チャイナによる金融支援を受けたロシアが抵抗していることにより、「アメリカ帝国システム」、つまりは世界金融システムにおける米国の支配を崖っぷちに追い込んでいるという。

トッドは、米国は「紛争から撤退することもできなければ、放置すこともできない」と言う。なぜなら、米国には出口戦略がなく、そして賭けのリスクが高すぎるからだという。そして次のように言う:

そのため、私たちは今、終わりのない戦争に突入しており、どちらかが崩壊しなければならない対立の中にいるのです。

 

先月、ロシア正教会のキリル総主教は次のように語り、自分たちの価値観を押し付けようとする「狂人たち」による「ロシア破壊」の試みは、「世界の終わり」につながると警告したことが報じられている

神が狂人たちを教え導き、ロシアを破壊しようとする彼らの欲望は世界の終わりを意味することを理解させるようにしてくださるよう、私たちは神に祈ります。

 

United Nations(連合国:日本語でいう「国連」)の事務総長が、世界は「より広い戦争」に向かっていることを危惧していると伝えるニュース記事に対して、コメンテーターのルーク・ラドコウスキー氏は「第三次世界大戦はやらないでもらえますか」とツイートした。すると、その投稿に対して、イーロン・マスク氏が次のように返信している。

【訳】ほとんどの人がその危険性に気づいていない。

 

ドナルド・トランプ前大統領も最近行った選挙遊説中、「我々は第三次世界大戦の瀬戸際にいる」と警告し、「私が大統領だったら、ロシア・ウクライナ戦争は決して起こらなかった…100万年たっても絶対に起こらなかった」と語っている。

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