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アンソニー・ファウチは米軍の生物兵器開発を担当、ピーター・ダザックはCIAの工作員——新型コロナウイルスの起源調査委員会を主導するジェフリー・サックス教授 x ロバート・F・ケネディJr.氏【対談】

ジェフリー・サックス教授(左)とRFK Jr.氏(Screenshot via Children’s Health Defense)

サックス教授:私たちが把握しているのは、SARS-CoV、つまりSARSのようなウイルスを操作することに多大な注意と関心が払われてきたということです。(そのウイルスに)「フーリン開裂部位」が存在するか調べ、そしてそれを挿入する実験が行われていました。これは私たちがよく耳にするようになった「機能獲得研究」と呼ばれています。

これは小規模なプロジェクトではありませんでした。これはかなり大規模なプロジェクトでした。これはアメリカが考案した実に巧妙な、しかしちょっと恐るべき科学についてのプロジェクトでした。そこでは複数のキメラウイルスの違う部位をつなぎ合わせて別のウイルスを作ったり、遺伝情報から既知のウイルスの標準ウイルスを作ったり、存在するウイルスに遺伝子を挿入して(動物の種を飛び越える感染の)いわゆる「飛び火」が起きる可能性を試験したりと、非常に想像力にあふれたものでした。

こうした研究ですが、アメリカ国立衛生研究所(NIH)は人の目から隠すためにあらゆる手段を講じていました。私たちは、U.S. Right To Know(米国知る権利)やInterceptといった集団に感謝すべきです。ちなみに、Interceptは、私たちにそれを知らせてくれる素晴らしい仕事をしました。

そしてボビーさん、あなたもご存知の通り、これら全てにおいて最もショッキングなことは、『DEFUSE』と呼ばれる特別な(研究プロジェクトの)提案書です。(本サイトでも『DEFUSE』についてはここで報じた。)『DEFUSE』は、ピーター・ダザックのエコヘルス・アライアンス、ラルフ・バリック率いるノースカロライナ大学の実験室、そして武漢ウイルス研究所による連携プロジェクトでした。これら3つのグループは、これまで報告されていない「SARSに似たウイルス株」を使うことを考えていました。この研究助成金申請書は、彼ら研究チームが、これまで報告されていない「SARSに似たウイルス株」を180以上保有していて、それが(他の動物に)「飛び火」する可能性を実験すると記していました。ゾッと身の毛がよだつのは、(研究提案書の)次のページには、これまで報告されていないウイルス株のプロフィールが多々掲載されていて、「我々はこれらウイルスに『タンパク質分解性開裂部位(Proteolytic cleavage site)』がないかを調べる。そしてもしそこに不一致がある場合、我々はそこにそれを挿入する」と記載されていたのです。この時点で、真っ赤な危険ランプが鳴り響くべきです。なぜなら、本質的にそれがSARS-CoV-2だからです。

もしあなたに、SARS-CoV-2を作る方法という「料理本」が必要な場合、『DEFUSE』の研究提案書がまさにそれになります。

それで結局どうなったか?彼ら(NIH)はその研究プロジェクトに資金提供しませんでした。しかし私たちが知っているのは、(SARS-CoV-2を作るための)レシピが存在し、それを作りたいという強い願望があり、大規模な科学プロジェクトが存在していたということです。また技術的な能力も存在しました。そしてかつて一度も観察されていなかった「フーリン開裂部位」が、SARSのようなウイルスに存在するのが見つかった、というのが現在私たちが置かれた状況です。

そしてアメリカ国立衛生研究所(NIH)から発せられたメッセージは全て、「そっちの方を見るな。こっちを見ろ。ウェットマーケットを見ろ」というものでした。「(宿主となる)動物が見つからないなぁ。感染した動物が全然見つからない。フーリン開裂部位がどうやってそこに挿入されたのか分からないなぁ・・・。でも2つの異なる『飛び火』がタイミング良く発生したら・・・ただ、そっちの方は見るな!」といったものでした。しかし、「そっちの方」を見てみると、便利かつ明快で単刀直入な説明が存在していました(笑)。ファウチ、NIH、そしてNIH傘下の国立アレルギー感染病研究所(NIAID)が支援する大規模研究プロジェクトが存在していました。SARS-CoVsにフーリン開裂部位を挿入し、「飛び火」感染の可能性を試験するというものです。

私は心の中で「アメージング」と思いました。

RFK Jr.:あなたがお話になったその問題の一つ、2月1日に開かれた電話会議ですが・・・ファウチとジェレミー・ファーラー、そのほか数人のウイルス学者が参加した電話会議ですが、彼らにとって問題だったのは、COVID-19ウイルスが既存のウイルスと同じだったということです。彼らが保有していたチャイナ由来のウイルスと96.2%の割合で合致していました。残る3.8%という違いの全てがそのフーリン開裂部位とスパイクタンパク質にありました。

あなたがお話しされたように、その特徴はこれまでそれと同じコロナウイルス・ファミリーには存在していませんでした。しかしMERSやその他の種類のコロナウイルスには存在していた。理論的には、突然変異を通してその特徴を進化させることは可能です。しかし、このコロナウイルスで起きた突然変異は100%がそのフーリン開裂部位とスパイクタンパク質で起きました。その突然変異がもし進化の結果起きたのであれば、ウイルスの全体で同じ数だけ突然変異が起きているはずです。その場所にだけ突然変異が起きていたということは、(このウイルスが人為的に作られたものであることは)ほぼ決定的です

彼(ノースカロライナ大学のラルフ・バリック)がその技術を発明した人物です。スパイクタンパク質を取り出したり、一からそれを作り出したり、既存の感染力あるウイルスからそれを取り出し、感染力のないウイルスにそれを挿入したりするエンジニアリング技術を発明したのは、まさに彼です。彼はそれを石正麗に教えさえもしました。武漢の「コウモリ女」である石正麗と、その上司であるワン・リンファ(王林發)は、2013年以来、(ラルフ・バリックと)ずっと情報のやりとりをし、そのことを公に堂々と説明もしていました。

石正麗

(Screenshot via Children’s Health Defense)

ワン・リンファ(王林發)

(Screenshot via Children’s Health Defense)

RFK Jr.:それだけではなく、ラルフ・バリックはさらに不吉なことを石正麗に教えました。(それが「不吉」である理由は)なぜなら、それを教える正当な理由がないからです。それは「シームレス・ライゲーション(Seamless Ligation)」と呼ばれる技術です。これはウイルスに工学的に人の手を加えた跡を消す技術です。もし悪事を生み出したいのでなければ、そんなことをする理由など一切ありません。公衆衛生の利益になるのであればやりたいと思うことの真逆です。人為的に加えられた箇所に赤旗を立てて目印にしたいと通常なら思うでしょう。しかしそこで彼らはウイルスの兵器化を行っていました。そして彼らはその痕跡を隠す方法を考えていました。兵器化したことを改竄する方法を考え出そうとしていました。

サックス教授:あなたはすでにこのことをご存知であることを私も知っていますが・・・繰り返しになりますが、私はこのことを知らなかったのです。私はこれを知っておくべきでした。それは、(国立アレルギー感染病研究所[NIAID]の所長である)ファウチの職務上の責任範囲には、バイオディフェンス(生物兵器防衛)が含まれているということです。

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