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イーロン・マスク氏が「もう氷河期に入っている」と語ったYouTube動画に再び注目が集まる——CIAが検閲した書籍「アダムとイブの物語」は周期的に起きる地磁気極のシフトを説明

イーロン・マスク氏(Screenshot via Full Send Podcast)

昨年8月5日に配信されたYouTube動画の中で、イーロン・マスク氏が「今はもう氷河期に入っている」、「地球の磁極は周期的にシフトしている」と語った発言に再び注目が集まっている。この動画は1600万回以上の再生回数を記録している。

マスク氏のこの発言に再び注目が集まったきっかけは、SpotifyやYouTubeで配信されている大人気のマンモス番組『ザ・ジョー・ローガン・エクスペリエンス(JRE)』が、今年1月18日に配信した番組でマスク氏の発言を取り上げたから。(インスタグラムで1400万人以上のフォロワーがいるジョー・ローガン氏については、以前、ここここで紹介した。)

 

1月18日にSpotifyで配信された「JRE – エピソード#1928」

 

そしてこの3時間にわたる「JRE」の切り抜き動画が複数、1月19日に公式YouTubeに投稿され、イーロン・マスク氏の発言に関する切り抜き動画(以下)は138万回以上の再生回数となっている:

 

またRumbleにも資料映像が加えられた切り抜き動画が投稿されている:

 

以下はジョー・ローガン氏と2人のゲストが、イーロン・マスク氏の発言をベースに行った会話を一部翻訳したもの。

 

* * *

 

ジミー・コルセッティ:ちょっと質問したいのだけど、数ヶ月前にイーロン・マスクがFull Send Podcastに出演したときの彼の発言を聞きました?2時間55分くらいの動画で1500万回の閲覧回数があります。その中で途中から地殻の大変動や氷河期について話し始めます。このポッドキャストで議論されたことの中で、私にとって一番面白かったのはこの部分です。だけど、この部分は、他のどこも報じたり取り上げたりしていません。2時間55分もある動画ですから。それで、この数分間の間に、イーロン・マスクは2つのことを話します。

1つは、もし(『不思議の国のアリス』の)ウサギの穴(ラビット・ホール)の奥深くに入り込んで、氷河期、そしてそれがどれくらいの頻度で発生しているかについて知りたいと思ったら・・・

 

ジョー・ローガン:とりあえずその動画を見てみよう。

 

▼▼Full Send Podcastの動画から▼▼

イーロン・マスク:私は氷河期に興味がある。氷河期については、深いラビット・ホール(=とても夢中にさせられるが時間のかかる迷路のようなところ)がある。・・・

さっき言ったように、氷河期はラビット・ホールだ。深い、深いラビット・ホールだ。・・・

地球の気候がどれほど変化してきたかというのは、僕にとってとても興味深いことなんだ。

磁気的な極、つまり磁極が今どこにあるかということですら、僕にはとても興味深いんだ。それは時間の経過と共に移動している。

 

1831年から磁極は約2300km移動

 

イーロン・マスク:過去には、僕らの銀河系が他の銀河系と衝突した時代もあった。・・・

 

男性A:氷河期については陰謀みたいなものがあるということ?

 

イーロン・マスク:いいえ、それは全然違う。

 

男性B:前回の氷河期っていうのはいつだった?どれくらい続いたんだ?

 

イーロン・マスク:専門的に言うと、今、私たちはすでに氷河期に入っている。ただし、それは何を氷河期と呼ぶか次第だが。

 

男性A:地球温暖化はどうなったんだよ?

 

男性B:そうだよな。なんで氷河期なんだ?氷河期の定義って何だよ?

 

イーロン・マスク:これは深いラビット・ホールだ。

 

男性B:あんたがラビット・ホールに深く入り込むとき、何をするんだ?YouTube動画?本?どうやって知識を得るんだ?

 

イーロン・マスク:その通り。インターネットや本、ネットでクリックしまくったり、グーグル検索、ウィキペディア、YouTube、なんでもだよ。ツイッターも面白い。

前回の氷河期で、たぶん何か重大なことが起こったんだと思う。というのも、文字の証拠が一切ないからだ・・・

ここで僕は氷河期というのを口語的に使われている時代、つまりとても雪深く氷河がかなり遠くまでせり出していた時代、夏が短く冬がとても長かった時代のことを指して使っている。それは約1万年前のことだ。

その氷河期の頃に、何かが起こったんだと思う。なぜなら、文字が見つかっていないからだ。氷河期の前には文字がなかった。口語的に言われる最近の氷河期の後になって、地球上の複数の場所で文字がポコポコと生まれ始めたんだ。

さっき言ったように、地球は極度に熱帯性の時と、雪玉だった時がある。これらは、非常に長い期間にわたって発生する傾向がある。・・・

地球の気候は、例えば過去1万年を見ても、かなり急激に変化してきている。極度に暑い気候から、極度に寒い気候にシフトすることが起こり得る。そして地球は雪玉のようになった・・・

 

過去5億年にわたる地球の気温の見積値

(縦軸:華氏(F)、横軸:時間 – 100万年単位)

 

▲▲Full Send Podcastの動画はここまで▲▲

 

ジミー・コルセッティ:これでだいたい全部です。彼は知ってる。こんなにアンビリーバブルなほど頭脳明晰な人で、しかも彼のように金持ちで権力ある人が。

私は、こうしたトピックについて調べています。地殻変動、ヤンガードリアス期、失われた古代の技術・・・

 

ジョー・ローガン:そして「極」・・・

 

ジミー・コルセッティ:それこそ、私が深く掘り下げたいトピックです。

 

ジョー・ローガン:それについて、1本の動画を今朝見たところだよ。「アダムとイブ(の物語)」の動画だよ。

 

ベン・ヴァン・ケルクウィック:チャン・トーマスが書いた本だね。

 

(注:当初、この本の原稿をCIAが検閲し、一部削除されたものが公開されていた。しかしその後検閲は解除された。出所:CIAの公式HP

 

ジョー・ローガン:トンデモナイ内容だった!

 

ジミー・コルセッティ:あれは面白い本だ。

 

ジョー・ローガン:あれに書かれてるうちのどれくらい、同意が得られているんだろうか?磁極が実際に移動したことがある、ということについて?

 

ジミー・コルセッティ:これは科学です。彼ら(科学者たち)は、前回それが起こったのは77万8000年前くらいと言っています。そして、次にそれが起きるべきタイミングからすでに20万年くらい過ぎてしまっているらしいです。

 

ジョー・ローガン:が~ん。

 

ジミー・コルセッティ:でも、(チャン・トーマスが書いた)「アダムとイブの物語:地殻変動の歴史The Adam and Eve Story: The History of Cataclysms)」、そこに書かれた理論は、これら(磁極の移動)は6500年ごとの周期で起きるというものです。そして、この磁極の移動で、 (地球は)90度ひっくり返ります。それは6日間続き、7日目に地球は自力で元に戻ります。

 

南極が赤道直下に、アフリカ大陸が北極に90度傾いたイメージ図

 

ジミー・コルセッティ:地球は90度傾き、そのことが理由で地球は基本的に静止状態になります。そして太陽はダイレクトに・・・私たちは(太陽に対して)同じ場所に留まり続けることになり、それによりかつて経験したことがないような発熱が起きます。しかし、大気と水は、慣性の法則によって動き続けます。赤道上では、風は基本的に時速1000マイル(時速1,609km)で吹いています。

ですのでこの理論によると、この出来事が起きるとき、それは大変動を引き起こすことになります。そして狂気じみた、だけど超面白いのは次のようなことです。この書籍はこのように記しています。「大陸規模の津波は、2マイル(3.2km)の高さになる」と。

私は、アフリカのサハラ(砂漠)にあるエミクーシ火山をあなたにお見せしましたよね。標高は3,445mです。そこには塩があり、そして腹足類のフナムシがいた証拠があります。

 

ジョー・ローガン:(津波は)2マイル(3.2km)の高さだったからだ。

 

ジミー・コルセッティ:その通り。多くのことに合点がいきます。聖書を見てみたり、ヨハネの黙示録に出てくるようなことを見てみると、(創造の)6日間が経ち、7日目に神は休息を取ります。そしてこの書籍(「アダムとイブの物語」)は、6日間で事態は鎮静化し始めると書いています。そして7日目までには物事は新しく生まれ変わる、と。

 

ジョー・ローガン:それで、この磁極が完全に逆転することは、どのような科学的根拠に基づいているんでしょうか?

 

ジミー・コルセッティ:本当に手短に言います。これについて私が気になるのは、これに関するどの記事や論文を読んでも、「これは終末論的な(世界滅亡の)ようなものにはならないことは明白だ。もしかしたら、人工衛星の通信障害が起きるかもしれず、それが送電網や通信システムに影響を及ぼす可能性がある。それは残念なことだが、しかし心配するには及ばない。それはこの世の終わりではない」と書いているのです。

だけど私はこう思います。まず第一に、もし送電網がダウンしたら、それはこの世の終わりです。そして第二に、彼らは自分たちが何について議論しているのかわかっていません。というのも、彼らは地磁気極がシフトする理由は、地球内部の・・・それが鉄心なのか溶融心なのか、何であれ、それがシフトして、そのためにコンパスが逆転するんだと主張しています。

 

ジミー・コルセッティ:しかし、地震という自然現象を見てみると、地殻を起源にしているものがあれば、固まっていないマントルを起源にしているものもあります。溶融している内部がシフトしていると言うならば、一体なぜそれが地表の地震や火山活動を引き起こすことはないだろう、などと言えるのでしょうか?

このように、地磁気極のシフトに関する記事や論文はどれも、彼ら(科学者たち)はわざわざ無理をして「心配することはない。大丈夫だ」、と書いています。しかし、これ(地磁気極のシフト)は加速しているということを証拠は示しています。

 

 

ジミー・コルセッティ:ほんの前の1990年代、北磁極は年間10マイル(16km)で推移していました。しかし現在、ほぼ40マイル(64km)で推移しています(上の地図)。これは加速しています。そして「アダムとイブの物語」は・・・いやこれは何年も前のNovaのドキュメンタリー番組でした。前回の極のシフトが起きるより前の、色々な火山の岩を調べたところ・・・

ちなみに覚えておいて欲しいのは、極のシフトというのは何百回も起こったことが知られています。これは何百万年、何億年にわたって起きています。これは主流の科学です。極は反転します。しかし、地球が反転するわけではありません。地球の内部の核が反転して、あなたの方位磁石が反転するのです。

 

ジョー・ローガン:それは何が原因なんですか?

 

ジミー・コルセッティ:その溶融心が何であれ、それが(地球の)内部でシフトします。そしてそれは周期的に起こると言われています。そしてそれは予定をとっくに過ぎていて、いつ起きてもおかしくない。そしてそれが起きる時、地球のシールドは弱まるだろう、という別の理論があります。

 

ベン・ヴァン・ケルクウィック:私たちは2つのことがわかっています。まず1つ目は、極が移動しているということ。現在、南磁極は南極大陸からずれ出てしまっていたと思います。

 

ベン・ヴァン・ケルクウィック:この動きの結果として、磁場が弱まっています。これまで議論したこのような危険の多くは、このことが原因となっています。磁場が弱まっていっていることで、宇宙で起きていることが地球にぶつかってくることになります。特に私たちの電化製品はより簡単に破壊されてしまいます。地球の磁場は、太陽フレアや宇宙放射線から私たちを守ってくれています。

磁場の弱まりが加速するにつれて・・・つまり、磁場はどんどん弱まってきていて、しかもそのスピードは加速しています。極がシフトするかもしれない、その未定の時へと私たちは向かっていっているようです。・・・

 

ジョー・ローガン:それが起きる可能性について、おおまかな推定時期は全く予想されていないんですか?

 

ジミー・コルセッティ:私が読んだ記事・論文はどれも、「心配するな。あと1000年は大丈夫だ」だそうです。でも、彼らは自分たちが何について議論しているのかわかっていません。スピードは加速していっています。

オレゴン州東部に山脈があって、極がシフトしたことを示す証拠がそこにあります。極のシフトが起きている間、そこは活火山でした。そこにある火山岩にコンパスをかざすと、コンパスがわずかに動くのです。火山砕屑物や火山岩が冷えて固まると、当時、北極がどこにあったかが、そこに刻み込まれるのです。その方角(極シフトが起きている間の北極)を火山岩はいまだに示し続けています。その火山岩にコンパスを近づけると、針が動きます。当時、北極があった方向を示しているのです。

そして面白いのは次のようなことです。それが示しているのは、極のシフトはゆっくりしたスピードから始まり、それから加速するということです。それが起きる日、コンパスはゆっくり動き始めます。そして「アダムとイブの物語」に戻ると、極のシフトという出来事は、だいたい1日の4分の1、つまり6時間で起きます。ですので、これは前触れもなく突然起きるのです。・・・地球には他の出来事も起きました。スーパーボルケーノ(超巨大火山)などです。もし、これも極のシフトに関連していたとしたらどうでしょうか?

しかし私たちにそうした証拠が見つけられない理由は・・・「アダムとイブの物語」で議論している詳細が正確であると仮定すると、私たちにそうした証拠が見つけられない理由は、極のシフトは(7日目には)元に戻るため、故に極のシフトが起こったという証拠を覆い隠してしまうのです。

 

ジョー・ローガン:ヒュー(息を吐きながら)、お前たちのせいで怖くなっちまったじゃないか!

 

【ゲスト出演者たちの略歴】

ジミー・コルセッティ――YouTubeチャンネル「ブライト・インサイト」を運営する独立研究者。このチャンネルで彼は失われた文明、そしてそれに何が起こったかに関する古代ミステリーや理論について語っている。

 

ベン・ヴァン・ケルクウィック――オーストラリアの研究者、作家、コンテンツ制作者。彼はUnchartedX.comのウェブサイトとUnchartedXのYouTubeチャンネルとポッドキャストを制作し、古代の謎を扱う様々なトピックに関する長編ドキュメンタリーを制作している。

出典

 

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